アブダビ・グローバル・マーケット（ADGM）を拠点とし、ADGMの金融サービス規制当局の認可を受けた独立系資産運用会社Offset8 Capital Limited（以下、Offset8）は、このたび日本市場における事業展開の加速を発表いたしました。本取り組みは、日本の炭素排出規制が大きな転換期を迎える中、地域社会と生物多様性の強化に寄与する持続可能な投資エコシステムの構築を目指すものです。
関連当局の承認を前提に、Offset8の共同創業者であるJules Maitrepierre氏が日本に長期滞在し、GXリーグ参加企業をはじめとする日本の主要企業とのパートナーシップおよび協業関係の構築に注力する予定です。これにより、日本企業の環境コンプライアンスと持続可能性における先進的な取り組みを支援し、規制変更に伴う円滑な移行を促進いたします。
また、東京を拠点とするOffset8ディレクター、Munenori Horie氏がMaitrepierre氏の活動を全面的にサポートいたします。
Offset8は、短期的な視点に立つ総合商社や、投資戦略のリスクを共有せずにクライアントにアドバイスを提供するコンサルティング会社とは一線を画し、自己資本を投じてリスクを負担する独自のアプローチを採用しています。
この長期的かつ持続可能な成長へのコミットメントと責任ある投資姿勢は、日本の投資価値観と深く共鳴するものと確信しております。
慎重な投資判断とパートナーシップを重視する日本の企業文化との親和性が、当社の日本市場における事業拡大の原動力になるものと期待しています。
さらに、Offset8はシンガポールの先進的な取り組みを参考に、日本が高品質のカーボンクレジット（Jクレジット）をコンプライアンスの枠組みに導入することを見据えた戦略的ポジショニングを行っています。この取り組みは、カーボンクレジット市場に不可欠な流動性を提供するだけでなく、日本とパートナー国間のクレジット取引を促進し、より相互連携された強固なグローバル炭素市場の創出に貢献するものです。これにより、より広範な環境目標の達成を加速させることが可能となります。
