アブダビ・グローバル・マーケットに拠点を置く自己勘定投資会社、Offset8 Capital Limited（以下、Offset8）は、日本のAIテクノロジー企業であるDAI Labs株式会社（以下、DAI Labs）と、炭素クレジットプロジェクトにおけるAIおよびGIS技術の利活用において協力関係を構築しています。

Offset8は2024年から、マラウイ共和国においてプロジェクト開発を行うiRise Carbonと連携し、森林再生およびクリーン調理用ストーブの普及を通じた気候変動対策に取り組んで参りました。本プロジェクトでは、6,000ヘクタールに及ぶ劣化土地の再生、14万台以上のクリーン調理用ストーブの導入、さらに地域の食料安全保障の向上を目指した活動が展開されています。

本日、DAI Labsは、経済産業省の「令和５年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金（我が国企業によるインフラ海外展開促進調査）」の採択事業者として選定されたことを発表しました。本補助金は、Offset8およびiRise Carbonと連携して開発された、AIおよびGISを活用したカーボン・土地利用モニタリングシステムのマラウイでの実装を支援するものです。本ソフトウェアの実証プロジェクトは、6,000ヘクタールを対象としており、2026年2月までの完了を予定しています。

DAI Labsは、衛星データ解析および画像ベースのAIシステムに関する専門知識を活かし、スペクトル衛星画像と合成開口レーダー（SAR）データを統合して、既存のカーボンストックの監視、有望な森林再生候補地の特定、炭素隔離量の予測を行います。iRise Carbonは、システムのトレーニングおよび検証に不可欠な現地データおよび技術的支援を提供します。Offset8は、本プロジェクトにおいて戦略立案と実行支援の専門知識を提供します。

本プロジェクトは、マラウイにおける劣化土地の回復と食料安全保障の向上を目的とした、パリ協定第6条に基づく包括的な取り組みの一環です。補助金期間の終了までに、パートナー各社は、カーボンクレジットの創出における精度と透明性を高める、コスト効率に優れた高精度なモニタリングツールの提供を目指しています。将来的には、この技術を世界中の森林プロジェクトへと展開し、MRV（測定・報告・検証）コストの削減と、国際炭素市場における信頼性の向上に貢献することを目指しています。

メディアチーム
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+97128124183

DAI Labs株式会社について

DAI Labs株式会社は、東京都港区を拠点とするAIテクノロジー企業です。企業や自治体向けに最先端のAIシステムを開発・導入しており、短期間で高品質なAIプロトタイプを提供することに強みを持っています。高度なAIモデルの設計・運用に関する豊富な経験を活かし、さまざまな社会課題の解決にも貢献しています。
同社の技術は幅広い分野で活用されており、AIとGIS（地理情報システム）を組み合わせた森林モニタリングシステムの開発なども手がけています。柔軟で顧客ニーズに応じたAIソリューションの提供を通じて、業務の効率化やデジタル・トランスフォーメーション（DX）の推進を支援しています。

Offset8について

Offset8 Capital Limitedは、アブダビ·グローバル·マーケット（ADGM）を拠点とする独立資産運用会社です。ADGMの金融サービス規制庁（FSRA）の認可を受けた金融アドバイザーとして、気候変動対策への投資に特化しています。当社は、マングローブ林の再生、大規模植林、バイオ炭技術の普及に重点を置いたプロジェクトへの資金提供を行っており、特にアフリカと東南アジアの地域社会を支援し、環境保全と持続可能な経済発展の両立を目指すプロジェクトに注力しています。

iRise Carbonについて

iRise Carbonは、気候変動の緩和と貧困の軽減を使命とする団体です。深刻な土地劣化が進む農村の未開発地域において、統合型のモデルを展開しています。このモデルでは、先住種による植林とともに、地域インフラの整備を組み合わせることで、質の高いカーボンクレジットの創出と、持続的で実質的な経済・社会的発展を実現しています。iRise Carbonのプログラムは、拡張性が高く、地域に繁栄をもたらし、公平性のある仕組みです。地域社会や自然、経済的リターンのいずれも犠牲にすることなく、公正なネットゼロへの移行を推進しています。

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